目的:2014年1月26日に日本健康教育学会主催で質的研究セミナーが開催された.そこで,セミナー参加者によるグループディスカッションの成果ならびに総合討論の概要を報告する.
方法:受講者総数は101名であった.グループワークでは,計10グループに分かれ「質的研究について知りたいこと」をテーマに議論し模造紙に整理した.また,整理した結果をもとにグループごとに講師並びに編集委員に対して質疑応答を行った.本稿では各グループの整理結果について再度構成,整理を行なうとともに,質疑の概要を記述した.
結果:質的研究に関する疑問点として大きく6つ「1.質的研究法・混合研究法の概要」「2.研究戦略・方略について」「3.データ収集の方法」「4.分析の方法」「5.分析から結果への移行」「6.論文執筆について」のカテゴリに分けられた.総合討論においては,質的研究方法論の習得,分析のテクニック,質的研究の質と原著性,飽和状態に達すること,等について質疑が行われた.
結論:グループワークの結果から,疑問内容はきわめて多岐にわたっていることが明らかになった.総合討論においても,本質的で具体的な問題についてのやり取りが展開されて,参加者は有益な情報を得ることができた.
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