透水性舗装の貯留・浸透特性を精緻に評価するためには,舗装を構成する各材料の保水特性と透水特性を把握しておくことが必要不可欠である.本研究では,ポーラスアスファルト混合物の保水・透水特性を明らかにすることを目的として,それらの特性に影響を与えると考えられる供試体の最大粒径,空隙率および厚さを変えた直径φ=150mmのポーラスアスファルト混合物供試体に対して,水分保持特性試験と飽和-不飽和透水試験を実施した.その結果,水分保持特性はVan Genuchten式で,不飽和浸透特性はIrmay式でよく表現できることを示した.
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