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クエリ検索: "LOVE FLOWERS"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 堀 咲子
    いけ花文化研究
    2022年 9 巻 1-18
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/04/22
    ジャーナル フリー
  • 勝野 まり子
    日本橋学館大学紀要
    2012年 11 巻 3-18
    発行日: 2012/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル フリー
    この小論では、D. H. Lawrence の出世作となった、彼の生活体験を基として語られる短編小説"Odour of Chrysanthemums"について、二つのキーワード、"red"と"chrysanthemum"を取り上げて、次の3 点について考察する。(1)それら二つの言葉のリアリズムにおける働きとシンボリズムにおける働き(2)それらの言葉とこの作品のテーマとのかかわり(3)リアリズムがシンボリズムを超えて伝えるところである。この小説では、"red"は、初冬の寒くて薄暗い、無彩色の町に、昼夜燃える炭鉱の火の色、そこに生きる炭坑夫の妻の台所で燃える炎の色、彼女の娘が美しいと魅了されるかまどの火の色、その家族が使用した古いテーブルクロスの色として登場し、"chrysanthemum"は、その町の道端にピンクに咲く花、炭坑夫の妻に折り取られてエプロンに挿まれ、彼女の家に持ち込まれる花であり、彼女の小さな客間に持ち込まれ飾られる花であり、彼女の娘が美しいと感激する花であり、その花瓶を炭坑夫に割られて主人公によって処分される花として登場する。その二つの言葉は、どちらも読者の視覚、嗅覚、肌感覚といった五感に訴えながら、それ自体を、そして、舞台となっている、初冬の英国ノッティンガムにある作者の故郷である炭鉱の町と、そこで生きる人々の姿を読者の目の前に現存するかのように生き生きと描き、この作品のリアリズムの世界を作り上げている。その一方では、"red"と"chrysanthemums"という言葉が一致して象徴するものは、炭坑夫の妻である主人公の「所有欲」、その「所有欲」や自らの考えに囚われた主人公の意のままにならない子等や夫との死んだような家庭生活であり、彼女の夫の落盤事故による「死」であり、彼女の「所有欲」に占められた結婚生活と家庭生活の終焉である。主人公は、夫の「死」に遭遇することによって、それまでの自らの「所有欲」によって生じた誤り、自分を取り巻く生命体、つまり、夫や子やその他もろもろの生命体をありのままに見つめていなかったこと、そして、それら他の生命体を自分の意のままに支配しようとしてきた誤りを悟り、「死」ではなく、自らの新たなる「生」に向かうのである。それぞれの生命体はそれぞれの「生」を営み、他のどんな「生」をも所有できないという彼女の悟り、それがこの短編小説のテーマとなっている。主人公が新たなる「生」に目覚める以前の世界は、"red"と"chrysanthemums"の生むシンボリズムが提示するものである。その世界では、人々は己の考えや所有欲に囚われ死んだような生活を送っているのである。言い換えれば、作者は、人間心理に対する鋭い洞察力と巧みな言葉の使用によって生み出すシンボリズムによって、「死」に向かう世界観を伝えている。そして、それは、この短編小説の主人公Elizabeth のみならず、100 年以上も前にD.H.Lawrence が見た当時の多くの心悩める人々の世界であり、この現在に生きる多くの心悩める人々の世界にも繋がるように思わる。そして、主人公が、新たに求めることになる「生」を営む場は、二つのキーワード"red"と"chrysanthemums"という言葉が生き生きと描写し、彼女を取り巻いてすでに存在していた世界であり、それらの言葉のリアリズムにおける働きが伝えていた世界である。そこでは、それぞれの生命体がそれぞれの「生」を営み、他のどんな「生」をも所有できない世界である。言い換えれば、作者は、彼自身を取り巻く世界に対する優れた観察力と生き生きとした言葉による写実力によって生み出すリアリズムによって、自らの「生」に向かう世界観を伝えているのである。そのようなリアリズムとシンボリズムは、相矛盾することなく、この作品のプロットを運びテーマを提示しながら、作者が自らの周囲に見る両義的な世界を語り、作者と読者の豊かな対話をも生じさせている。さらに、そのリアリズムはシンボリズムを超えて、以前にも増して「死」に向かいがちな現代の読者に、自らを取り巻くあらゆる生命体を見つめ、自らの真の「生」に向かう知恵を伝えているのである。
  • 石原 千里
    英学史研究
    1987年 1987 巻 19 号 157-181
    発行日: 1986/11/01
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    Rev. Henry Wood, Chaplain of U. S. flag-ship “Powhatan”, taught English and some other subjects to nine interpreters at Nagasaki for 2 whole months of September and October, 1858. His teaching was a success: the students, who had already had certain knowledge of English, made proficiency in the studies. In the course of the teaching activities, Rev. Wood was able to find opportunities of telling his students about Christianity. The series of his letters to New York Journal of Commerce, quoted in Spirit of Missions, describe his experiences in detail, which are quite rare, valuable and interesting specimens of English teaching and learning at dawn in Japan.
    The sincere efforts made by Key. Wood in teaching English secured the confidence of the Governor of Nagasaki as well as the confidence, respect and affection of his students. This led Rev. Wood to believe that it would be possible for a missionary, who would come to Japan as a teacher of English, to transmit the truth of Christianity to the Japanese even under its prohibition. This was actually a confirmation of the statement on introducing Christianity to Japan made by Capt. A. H. Foote of U. S. ship “Portsmouth”, who visited Shimoda and Hakodate in 1857.
    Dr. S. W. Williams, a Presbyterian, and Rev. E. W. Syle of the Protestant Episcopal Church, who visited Nagasaki at that time on U. S. ship “Minnesota” with the aim of ascertaining the possibility of implanting Christianity in Japan, heard from Rev. Wood about his teaching experiences, and wrote to the Mission Boards suggesting early establishment of mission stations in Japan.
    The friendly feelings of the Governor and the authorities at Nagasaki toward Americans created by Rev. Wood's labors worked favorably for the first missionaries to come to Nagasaki.
    Teaching English to the Japanese became one of the major activities of the early missionaries, whose great contribution to the civilization of Japan has been highly appreciated.
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