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2件中 1-2の結果を表示しています
  • David KARASHIMA
    通訳翻訳研究
    2014年 14 巻 75-96
    発行日: 2014年
    公開日: 2021/11/29
    ジャーナル フリー
    This article examines how Haruki Murakami—the most widely read contemporary Japanese author in the world today—is translated in the Anglophone world. We suggest that the highly networked world of Haruki Murakami, which transcends literary spaces still largely divided along lines of language and nation state, may be seen as a kind of grand experiment in “contemporary literature”, and that while Japan and the United States are no doubt key centers in the laboratory that operates this experiment, this network comprises diverse “rewriters” across the globe that include translators, editors, agents, designers, critics as well as readers, bringing additional complexity to the question of who we are reading when we are reading Haruki Murakami.
  • インド・木版捺染布アジュラクと「プリント化」をめぐって
    金谷 美和
    文化人類学
    2023年 88 巻 3 号 543-561
    発行日: 2023/12/31
    公開日: 2024/05/09
    ジャーナル 認証あり

    本論の目的は、インド、グジャラート州カッチで製作される染織品アジュラクとその生産者を事例に、いわゆる伝統的な布工芸品の生産・消費の現場において生じている「プリント化」という現象を通して手仕事と機械生産の二分を批判的に検討することである。手仕事と機械生産という二分法は根強く、この二分は手仕事のほうがよりオーセンティックであるという観念と結びついてきた。「プリント化」とは、丹念な手仕事によって生み出されてきた布製品が新たな技法により大量生産される現象を指すと同時に、量産技法の導入により文化的社会的な背景が捨象されて文様だけが表層的に取り扱われるようになるという現象も指す。アジュラクは、職能集団カトリーによって地域の牧畜民男性のために生産されてきたが、新しい技術の導入により「プリント化」が進行している。同時に、大規模災害を契機としてグローバル市場に接続され、より伝統的とみなされる技法によって製作されるアジュラクの評価が高まっている。アジュラクの生産者は、着用者やデザイナーに先んじてアジュラクのオーセンティシティについて語る占有権を得ようと積極的に働きかけている。本論は、布の着用者と生産者が異なる事例であり、布のオーセンティシティの決定権とアイデンティティをめぐってせめぎあいが生じている現状を明らかにし、手仕事と機械生産の境界について再考する。

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