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クエリ検索: "OICW"
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  • 杉浦 八十生, 鳥海 史樹, 戸枝 弘之, 原 貴之, 越田 佳朋, 今津 嘉宏, 赤松 秀敏, 向井 清
    日本消化器外科学会雑誌
    2009年 42 巻 3 号 263-269
    発行日: 2009/03/01
    公開日: 2011/12/23
    ジャーナル フリー
     症例は47歳の男性で,1999年より慢性骨髄性白血病(chronic myelogenous leukemia)でimatinib内服中である.2007年2月の健康診断で胃体部に壁外性腫瘤を認め当院内科を受診した.腹部CTで胃小彎側と膵体部の間に8 cmの腫瘤を認めた.その境界はほぼ明瞭で内部に一部石灰化を伴い不均一に造影効果を認めた.手術所見では厚い線維性被膜を有し表面は整で比較的硬い腫瘤を膵体部前面に認め,膵臓との境界が不明瞭であったため膵体尾部・脾臓合併切除を行った.病理組織学的に腫瘤は厚い線維性被膜を有するリンパ節でその中に紡錘形細胞の増殖が見られた.腫瘍細胞はCD21, epithelial membrane antigen(EMA),CD68陽性で,CD1a,S-100蛋白陰性であった.以上から,腹腔内リンパ節原発のfollicular dendritic cell(以下,FDC)tumorと診断した.腹部FDC tumorの術前画像診断,治療法,予後に関して考察しFDC tumorの1例を報告する.
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