最近では、不特定多数の人が利用するトイレにも快適性が求められており、空調設備の導入が進んでいる。設備費やエネルギー増加を抑制するためには、換気回数の低減を図ることが必要であると考え、我々は、トイレ内の臭気発生源の場所と量を推定し、鼻の位置における臭気強度を基準とした換気回数を設定した。本報では、床から発生させたアンモニアに対する臭気評価試験の結果報告、換気回数を低減するためのトイレ環境整備の考え方とその一例を提案する。
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