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発行年: 2001年~2001年
論文タイトル: 活断層
OR 論文タイトル: 町盆地北西縁
OR 論文タイトル: 六日
AND 著者名:
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  • 幸隆
    第四紀研究
    2001年 40 巻 2 号 161-168
    発行日: 2001/04/01
    公開日: 2009/08/21
    ジャーナル フリー
    日本海東縁南部に位置する六日町盆地では,これまで活断層に関する十分な研究はなされていなかった.縮尺約2万分の1空中写真の判読,現地調査および断面測量によって明らかになったことは,以下のとおりである.
    六日町盆地の西縁には,上位よりI面,II面,III U面(13,000年前より以前),III L面(13,000~5,000年前),沖積面A(5,000年前より以前),沖積面BおよびC(4,000年前以降)の支流性の河成面が分布する.これらの河成面は活断層によって変形を受けている.盆地南部において石打断層(活断層研究会,1980)が認められていた.本研究では,そのトレースに繋がる断層地形を盆地北西縁において新たに認定し,これら全部を石打断層と再定義する.したがって,石打断層は延長約40km,西上りの逆断層と推定される.盆地中部では,石打断層の累積的な活動が地形的に認められる.河成面の変形から認められる上下変位量は,II面:35m以上,III面:16m以上,沖積面:約4mで,変位速度は0.8~1.0m/kyと見積もられる.また石打断層の変位速度は,盆地南端において約2.0m/kyと最大の値を示す.以上のことから,石打断層は後期更新世以降活発に断層活動を繰り返し,その活動度はA級である.石打断層は,今後も大地震を引き起こす可能性のある活断層である.
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