DOAJ収載
DOAJ(Directory of Open Access Journals)は、国際的に認知された基準を満たす高品質の学術ジャーナル及びその記事のメタデータを、言語や地域、分野を問わず収録している、OAジャーナルのオンライン・ディレクトリ・サービスです。収載誌の認知度、アクセシビリティ、評判、利用を高めることを目的に運営されており、OAジャーナルのホワイトリストとして広く国際的に認識されています。DOAJの収載要件を満たすことは、OA誌としての要件を満たすと同時に、国際的にみて高品質といえる基準をクリアすることにもなることから、J-STAGEではDOAJ収載を推奨しており、2024年時点で50誌を超えるJ-STAGE登載誌がDOAJに収載されています。ここでは、DOAJの基本情報から収載要件の詳細、申請時の設問など申請に向けて具体的に必要な情報などを掲載しております。ぜひご活用ください。
◆ DOAJ収載にかかわるジャーナルコンサルティング関連資料
J-STAGEでは 2017 年度より、登載誌の質を向上し国際発信力を強化することを目的として、ジャーナル出版の国際動向に詳しいコンサルタントによるジャーナル改善支援「ジャーナルコンサルティング」を実施しています。このプロジェクトでは、OA誌化を目指すジャーナル、すでにOA誌化を実現しているジャーナルを対象に、参加誌の状況に応じた多様なコンサルティングを提供しています。これまでジャーナルコンサルティングにおいては数多くのジャーナルがOA誌化を支援するテーマに取り組んできており、 DOAJ収載のためのノウハウが提供され、付随する資料も多く蓄積してきています。以下にこれらの資料を掲載いたします。
■『2023年度オープンアクセス基礎セミナー 発表資料』(作成日:2023年8月、PDF 60ページ)
サマリ:OAの全体像をいくつかのポイントにしぼって解説しています。
・OAの概要
・CCライセンスの概要と設定
・DOAJの概要と収載申請
・ジャーナルの評価と課題への取り組み
開催報告書(作成日:2024年3月、PDF 12ページ)
質疑応答まとめ(作成日:2024年3月、PDF 6ページ)
※2019年度よりジャーナルコンサルティングの一環としてミニセミナー(現在はオープンアクセス基礎セミナーとオープンアクセス誌移行セミナーの2つのセミナーとして開催)を開始し、ジャーナルコンサルティング参加誌以外のJ-STAGE登載誌の関係者に向けOA関連情報を提供しています。
2022年度以前のミニセミナー関連資料(開催報告書・質疑応答まとめ)はこちら
■『DOAJ翻訳資料』
サマリ:DOAJ収載の要件や申請時に必要な情報などについて解説しています。
① Guide to applying (https://doaj.org/apply/guide/)
DOAJウェブサイトに公開されている収載要件の日本語版ページです
https://drive.google.com/file/d/1MDRlcc7SJnv8yOlZ1aCqbivXOZevxH4a/view
② 学術出版における透明性の原則とベストプラクティス(https://doaj.org/apply/transparency/)
DOAJ、COPE(出版倫理委員会)、OASPA(OA学術出版社協会)、医学編集者世界協会
(WAME)が共著でまとめた提言で、各団体入会時の審査基準として利用されています
学術出版における透明性の原則とベストプラクティス(日本語翻訳版)
③ DOAJ収録申請フォーム設問(日本語翻訳版)
実際の申請フォームの設問を翻訳したものです。申請に先立ちどのような情報が必要なのか前もって知ることができます。