オープンアクセス誌化の実現

J-STAGEはオープンアクセス(OA)を推進しています。しかしながら現状、J-STAGEが定義する要件を満たしているOA誌はJ-STAGE登載誌の1割にも達しません。JSTでは従来よりOAに関するセミナーや情報提供を実施してきましたが、 2023年より、J-STAGE登載誌のOA誌化をより一層推進するべく、OA誌とするための具体的な方法を示し、議論すべきこと、決定すべきことをより明確とするような新たなセミナーの開催、情報提供を開始しております。ぜひご活用ください。


OAにかかわるジャーナルコンサルティング関連資料

J-STAGEでは 2017 年度より、登載誌の質を向上し国際発信力を強化することを目的として、ジャーナル出版の国際動向に詳しいコンサルタントによるジャーナル改善支援「ジャーナルコンサルティング」を実施しています。このプロジェクトでは、OA誌化を目指すジャーナル、すでにOA誌化を実現しているジャーナルを対象に、参加誌の状況に応じた多様なコンサルティングを提供しています。これまでジャーナルコンサルティングにおいては数多くのジャーナルがOA誌化を支援するテーマに取り組んできており、 OA誌化のためのノウハウが提供され、付随する資料も多く蓄積してきています。以下にこれらの資料を掲載いたします。

『2023年度オープンアクセス誌移行セミナー 発表資料』(作成日:2023年7月、PDF 67ページ)
サマリ:OA誌化を実現するために必要となる具体的な方法について解説しています。 ・OA誌にするために必要な最低限の要件と検討すべき事項 ・OA誌にするために必要な投稿規程改訂の実践的な手順

開催報告書(作成日:2024年3月、PDF 12ページ)
質疑応答まとめ(作成日:2024年3月、PDF 6ページ)

※2019年度よりジャーナルコンサルティングの一環としてミニセミナー(現在はオープンアクセス基礎セミナーとオープンアクセス誌移行セミナーの2つのセミナーとして開催)を開始し、ジャーナルコンサルティング参加誌以外のJ-STAGE登載誌の関係者に向けOA関連情報を提供中
2022年度以前のミニセミナー関連資料(開催報告書・質疑応答まとめ)はこちら

■『標準ドキュメント』 (作成日:2024年1月)
サマリ:OA誌化およびジャーナルの基盤整備に実際に活用することのできる各種ドキュメントの雛形です。 ジャーナル個別の事情にあわせてカスタマイズしてご利用いただけます。
① オープンアクセス標準テキスト
論文がオープンアクセスであることを示すために記載するべき文言やライセンス表示についての説明
② OAに関するFAQ
発行機関が著者や読者からの問い合わせに対応するための FAQ。発行機関のジャーナルウェブサイトに掲載できます
③ 標準投稿規程
オープンアクセス誌の標準的な投稿規程の雛形
④ Guide to Reviewer(査読者ガイド)
効果的な査読を実現するため査読者に提示するガイドライン
⑤ 編集委員会の役割と責任
編集委員の義務と責任について定めた編集委員に提示するガイドライン
⑥ Journal Development Guide (ジャーナル制作ガイド)
ジャーナル制作・改善における重要な要素、プロセスについてまとめたガイドライン

『標準ドキュメント』の提供を希望される場合はジャーナルコンサルティングチームまでお知らせください。
ジャーナルコンサルティングチーム:jstage-gakkai[at]jst.go.jp  ※[at]は@に変えてください。
JSTから提供された標準ドキュメントは、当該ジャーナルのドキュメント改訂にのみご利用いただき、関係者以外への共有や雛形のままのウェブサイトへの公開等はご遠慮ください。

※『標準ドキュメント』は、ジャーナルコンサルティングにおいてJSTが委託をする海外のコンサルタント会社が作成した英語版(英文誌用)とSTにて翻訳した日本語版(和文誌用)がございます


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