越谷市立病院外科
順天堂大学医学部第二外科
2004 年 24 巻 6 号 p. 1085-1089
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症例は67歳, 女性。既往歴に特記すべきことなし。原因不明の腸閉塞疑いで入院中, 右下腹部を中心に腹膜刺激症状が出現した。腹部CT検査を施行し, 下部小腸にwhirl-like signを認めたので, 小腸軸捻転症と診断し緊急手術を施行した。誘因となる癒着, 腫瘍, 憩室, 回転異常はなく, 成人原発性小腸軸捻転症と診断した。自験例の診断にはCT検査が有用であった。
腹部救急診療の進歩
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