日本臨床麻酔学会誌
Online ISSN : 1349-9149
Print ISSN : 0285-4945
ISSN-L : 0285-4945
—日本臨床麻酔学会第26回大会 パネルディスカッション—硬膜外麻酔で作用時間の異なる局所麻酔薬をどのように使うか?
術中, 術後はリドカインとメピバカイン, ロピバカインを症例により使い分けて使用する
石村 博史竹中 伊知郎門屋 辰男平野 薫原口 和史三井 信介
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 27 巻 5 号 p. 465-474

詳細
抄録
  硬膜外麻酔と時にこれに併用される脊髄くも膜下麻酔の作用が手術時間を大幅に超えて残存する結果, 術後に下肢麻痺が遷延することがある. これは, まれながらも発生しうる重大な脊髄の合併症をマスクし, さまざまな手術・麻酔合併症の温床になる可能性がある. このような術後の麻痺を避けるためには, 患者状態・術式に応じて局所麻酔薬の種類や濃度を使い分ける必要がある.
著者関連情報
© 2007 日本臨床麻酔学会
前の記事 次の記事
feedback
Top