杏林大学医学部皮膚科学教室
2018 年 49 巻 2 号 p. 155-157
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内臓悪性腫瘍と関連するいくつかの皮膚症状が知られている。こうした腫瘍随伴性皮膚病変(悪性腫瘍のデルマドローム)により,自覚されていない内臓悪性腫瘍の発見が可能となり早期治療に結びつく,あるいは,皮膚症状の経過を観察することにより悪性腫瘍に対する治療の有効性を間接的に評価するなどが可能になることがある。従って,それらを知ることの臨床的意義は極めて大きい。本稿では,日常診療において特に注意したい腫瘍随伴性皮膚症状につき概説したい。
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