2015 年 23 巻 3 号 p. 251-253
目的:2015年1月25日に日本健康教育学会主催セミナー「研究・実践からアドボカシー(政策提言)へ」が開催された.本稿では,若手の会に所属する著者らが本セミナーを通して考察したことを報告する.
内容:社会へと貢献できる研究者を目指すのであれば,若手のうちからアドボケートするための能力をみがき,アドボカシーの担い手となる心構えを持つ必要がある.しかし,本セミナーだけでは,アドボカシーの具体的な手順をイメージすることは難しかった.今後アドボカシーを実行するためには,政策に関する基本的な知識を身に付けることや,政策を作る行政側がなにを求めてどのような研究が必要とされているかを把握することが必要である.
結論:本セミナーからの学びは大きかった.本セミナーの続編として,政策に関する基本的な知識を身に付ける機会や,政策を作る側からの意見を共有してもらう機会が得られることを期待する.