神戸大学大学院
2007 年 28 巻 p. 347-358
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本論では,わが国においてこれまでほとんど知られることのなかった,ハンガリー人亡命者たちによる反ナチス運動に参加したモホリ=ナギの1940年代の活動を手がかりとして,彼の亡命体験の歴史的苦悩と,その中で,彼がいかに豊かな芸術の哲学と芸術教育学をアメリカに提示したのかを明らかにした。そしてそれらは,バウハウス教師たちの亡命体験を成功物語として一面的に解釈してきたこれまでのバウハウス受容研究の中では,解明できなかったものであった。
大学美術教科教育研究会報告
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