東京学芸大学附属小金井小学校
2014 年 35 巻 p. 327-339
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本稿は,日常経験に根ざす関心から選ぶ複数の美術作品に感じたことから物語を表し,自他の製作過程と物語を語り直す実践を通して,鑑賞能力の働きについて考察することを目的とする。その言語的実践を検討するにあたり,「ナラティヴ・ベイスト・インクワイアリー」という質的研究方法におけるアプローチの概念に着目している。その結果,ヒストリー・トークを活用した生成的対話が反省的な思考・多義的な理解を促し,推論や批評を伴う鑑賞能力を高めることなどを明らかにしている。
大学美術教科教育研究会報告
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