動物遺伝研究会誌
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アガロースゲル電気泳動法によるウズラ赤血球酵素 (PGI, 6PGD, PGM, Es-D) の同時検出法
芝田 猛阿部 恒夫
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1993 年 21 巻 1 号 p. 33-37

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抄録
ウズラの赤血球酵素について連続リン酸緩衝液系 (pH7.8) を用いたアガロース電気泳動法により, PGI, 6PGD, PGMおよびEs-Dのアイソザイムを同時に検出することができた。この方法で最も重要な点は泳動中のゲルの冷却効果にあった。本法の利点としては, 1) 反応至適pHが類似した3~4種類のアイソザイムを同時に検出できる。2) アガロースゲル上に2列にサンプルを添加することで1度に40サンプルを分析できる。また, 必要であれば3列に添加も可能である。3) 反応液がきわめて少量でよい (10ml/ゲル) 。4) 短時間で検出が可能である, などが上げられた。
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© 日本動物遺伝育種学会
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