「新しい資本主義」は,新自由主義のおわりのはじまりである。しかも,新自由主義の理論的な核心であった「自発的な協同」(フリードマン)は,これまでのような企業中心の市場主義ではなく,非営利の原理にもとづく社会的企業によって可能となることが,昨今のさまざまな社会実験によって証明されるようになった。
また,この社会イノベーションは,世界共通の取り組みとなっているが,それらが,新自由主義の負の遺産でもある中間層の社会的排除問題に対する1つの解決策となっていることも確かである。
本稿では,この終わりのはじまりの様相と,その取り組みを英国,米国,韓国を中心に解明し,もって,経営者と社会事業家の現代的構図を把捉しようとするものである。