抄録
北海道釧路湿原より採集されたジュズダニ科の2 新種を記載し,クシロジュズダニ(新称)Dyobelba kushiroensis sp. nov. ならびにカナボウジュズダニ(新称)Epidamaeus fortisensillus sp. nov. と命名した.D. kushiroensis は本属のタイプ種であるD. carolinensis(Banks)と?W脚転節を除いて同じ歩脚毛式をもつことで似るが,前種は第?T脚庇(p) を発達させず腹版に隆起(E2 とV) がない点で後種と区別される.E. fortisensillus は棍棒状の胴感毛と葉状の背毛をもつこと及び?T–?W脚の転節毛式が20–18–18–15 である点において既知の数種と似るが,腹板中央に隆起(VMa とVMp)をもつことと桁間毛の形,体長の違いによりそれらと区別される.