日本接着学会誌
Online ISSN : 2187-4816
Print ISSN : 0916-4812
ISSN-L : 0916-4812
総合論文
粘着剤,接着剤のバルクおよび表面の物性と接着性能に関する研究
竹村 彰夫
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 51 巻 12 号 p. 508-515

詳細
抄録

粘着,接着現象は粘着剤,接着剤のバルクの粘弾性と緊密な関係があり,特にそのガラス転移点(Tg)付近では接着強さは最も高かくなる。ここでは,幅広いTgを有するパワーフィードコポリマーを合成し,その物性と接着強度の相関を検討した。また特に粘着剤では,バルクポリマーの粘弾性だけでなく,表面・界面の影響も大きいと考えられる。そこで,表面の粘弾性をナノ摩擦力で測定し,表面に破壊機構も含めた表面物性として評価する手法を検討した。

著者関連情報
© 2015 一般社団法人 日本接着学会
前の記事
feedback
Top