日本接着学会誌
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研究論文
in-situ ナノ相構造を形成したエポキシ/ アクリルブロックコポリマーブレンドのはく離接着強さ向上
山田 和義岸 肇
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2017 年 53 巻 9 号 p. 296-302

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抄録

ポリメチルメタクリレート-b-ポリnブチルアクリレート-b-ポリメチルアクリレート( PMMA-b-PnBA-b-PMMA) トリブロックコポリマー( BCP)/エポキシ樹脂/ 芳香族アミンブレンドのナノ相構造とはく離接着強さとの関係を研究した。BCP のアミンへの加熱溶解によりPMMA ブロック鎖にカルボン酸をin-situ 生成することができる。このカルボン酸量を制御することで同一組成物から3 種の異なるナノ相構造,すなわち湾曲ラメラ構造,ワーム状ミセル/ ベシクル共存構造,球状ミセル構造を形成させた。これらの3 種のナノ相構造とはく離接着強さの関係を検討したところ,ワーム状ミセル/ ベシクル共存構造を持つブレンド接着剤のT形はく離接着強さを示し,BCP 無添加のエポキシ樹脂接着剤の2.5 倍の接着強さが得られた。ナノ相構造の違いにより接着剤樹脂の破壊靱性が変化し,破壊靱性とT形はく離接着強さに良好な関係があることがわかった。

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© 2017 一般社団法人 日本接着学会
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