日本原子力学会 年会・大会予稿集
2003年秋の大会
セッションID: B21
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捕獲断面積の評価・計算
不安定核種の基底状態スピン・パリティー及び対ギャップの計算
関 暁之*千葉 敏丸山 敏毅宇都野  穣梶野 敏貴河野 俊彦渡辺 幸信
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抄録
鉄より重い元素の約99%は天体におけるr-過程、s-過程と呼ばれる中性子捕獲反応の連鎖で生成されたと考えられている。このため関与する中性子断面積を精密に知る必要がある。しかしr-過程は中性子過剰な不安定核を経由して起こるため、断面積を直接測定することはほぼ困難であり、理論計算が不可欠であるが、その多くは基底状態の性質さえ知られていない。我々は、今回不安定原子核についての最も基本的な量である基底状態のスピン・パリティ(奇核、及び奇奇核)と対ギャップの計算を行った。
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© 2003 一般社団法人 日本原子力学会
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