日本原子力学会 年会・大会予稿集
2004年秋の大会
セッションID: H07
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磁気分離・フッ化物揮発
フッ化物揮発法を用いた再処理技術に係る検討 (2)
不純物元素のフッ化挙動について
*天本 一平井上 明佐藤 浩司寺井 隆幸天野 治河村 文雄
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抄録
フッ化物揮発法を用いた乾式再処理技術を実現可能なプロセスとして成立させる一環として,使用済燃料中の不純物のフッ化挙動を把握しておく必要がある。本報告では,文献調査および熱力学計算(MALT2およびChemSage使用)にて取得した関連元素のフッ化特性と蒸気圧に関するデータを元に,フッ化物揮発法による使用済燃料の適切な再処理条件についての検討を試みた。 今回の検討結果によると,低級フッ化物のほとんどは,温度制御により六フッ化物と分離できることがわかった。また核燃料物質(六フッ化物)と固気分離できない不純物については,適切な充填材を使用したケミカルトラップを用いることにより除去できる見通しをたてることができた。
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© 2004 一般社団法人 日本原子力学会
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