Wielandt法によるモンテカルロ臨界計算の加速(2)

-MCNPへの組み込みとOECDベンチマーク問題への適用-

抄録

前回報告したWielandt法によるモンテカルロ計算のアルゴリズムを連続エネルギーモンテカルロコードMCNPに組み込み、OECD/NEAの収束性ベンチマーク問題に組み込んだ。36体の集合体が弱く結合した体系でも改良MCNPはより少ないサイクル数で収束解に近い核分裂源の分布を確実に得ることが確認され、Wielandt法を用いたモンテカルロ計算がより汎用的に適用可能であることが示すことができた。