抄録
環状流路の誘導型電磁ポンプでは、運転周波数と電圧が比較的高い場合には吐出圧_-_流量曲線に極大・極小値が現れることが知られている。本研究では、この特性が現れる原因や条件について、試験と数値解析の両面から検討を行った。試験は毎分7立米のポンプを用いて、運転周波数が50Hz、電圧が250Vの条件で行った。また、解析は周方向と軸方向のナトリウム流の電磁場と流体場を解く2次元の電磁流体解析コードを用いて行った。その結果、吐出圧_-_流量曲線に現れる極大・極小値は不安定特性の影響によるものであることがわかった。