日本原子力学会 年会・大会予稿集
2004年春の年会
セッションID: H25
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固化体評価
溶融固化体に対する放射能測定手法の簡易・迅速化(2)
α核種分離法の検討
*星 亜紀子渡辺 幸一原賀 智子亀尾 裕河野 信昭中島 幹雄
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抄録
雑固体廃棄物をプラズマ溶融して製作した溶融固化体の放射の評価手法簡易・迅速化の一環として、α線放出核種(U、Np、Pu、Am、Cm)について抽出クロマト樹脂を用いた分離手法の検討を行った。本検討による分離スキームを溶融固化体試料に適用したところ、回収率は63〜97%と良好であり、他のフラクションへの混入率は、Uの3%程度がPuフラクションに混入していたのを除くと、10-2〜10-1%程度と小さかった。分離に要した時間は2〜3時間であった。
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© 2004 一般社団法人 日本原子力学会
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