抄録
現在、我々はCdTe半導体検出器を用いることで高分解能を実現する小動物用PET装置を開発しており、この基礎設計のため、自由な検出器配置を実現する対向型ガントリーシステムを作製した。このガントリーには1.2mm視野幅の多チャンネル型CdTe検出器が据え付けられており、これを用いた調査の結果、同様の検出器の利用により1mm程度の高分解能PETの開発が実現できることが推測される。これを確認するため、本研究では、F-18溶液を満たした0.5mmφホットスポットを複数持つファントムを作製し、1.2mm検出器を組み込んだ装置の空間分解能を評価した。得られた再構成画像のプロファイルにおいて、1mm間隔のホットスポットが分離されていることから、視野幅1.2mmの検出器の利用により1mm以下の分解能を有するPET装置の実現が可能であることが明らかとなった。