抄録
本研究では出力振動の発生を許容する評価基準の導入を検討する。発振後の挙動を高精度で予測するコードシステムの開発としてプラント・炉心モデルとして、3次元時間領域炉心解析コードを採用する。また、発振後のBT余裕評価には3流体サブチャンネル解析コードを用いる。また、統計的安全評価手法(CSAU:Code Scaling, Applicability and Uncertainty)の適用により安全評価上の保守性を評価する。以上の解析コードシステム及び評価手法を統合したより高精度な核熱水力安定性評価手法の開発を目指す。