抄録
本研究シリーズでは、BWRで検証されてきたサブチャンネル解析コードの高稠密格子体系への適用性を調べるため、区間平均ボイド率やバンドル内横方向気液二相流量配分などの流動特性を蒸気・水二相流実験(最高圧力2.5MPa)で取得するとともに、サブチャンネル解析コードNASCAの適用性を評価している。本報告では、稠密19本バンドルにおいて急速仕切弁を用いて取得した区間平均ボイド率をドリフトフラックスモデルや過渡解析コードTRAC-BF1などで評価し、既存のボイド率予測手法の稠密格子体系への適用性を検討した。