日本原子力学会 年会・大会予稿集
2006年秋の大会
セッションID: N49
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高温溶融物
塩類添加による蒸気爆発促進機構
*新井 崇洋古谷 正裕
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抄録
錫を用いた小規模自発的蒸気爆発実験ならびに高温固体球を用いた蒸気膜生成・崩壊実験を行った。その結果、塩の添加によってクエンチ温度が上昇し、蒸気膜が崩壊しやすくなることで、より高温で蒸気爆発が発生するようになることを示した。この蒸気爆発促進効果は、塩添加によって膜沸騰熱伝達が向上し、生成される蒸気膜が薄くなったことに起因することを明らかにした。
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© 2006 一般社団法人 日本原子力学会
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