抄録
軽水炉系の核燃料サイクル諸施設に対する施設の核物質管理手法の設計・評価システム、SANFCEを開発し、適時性に配慮したNRTAの有効性評価、実用化を進めてきた。これらの経験を踏まえて、高速炉核燃料サイクルの核物質管理手法の設計・評価システムの開発を進めている。多量のプルトニウムを取扱う高速炉系では、適時性を考慮した厳密な核物質管理が施設、国に求められている。
核物質管理の視点から炉心運転・燃料棒位置、軸方向のアクチナイド核種の生成量を燃料棒単位にシミュレートする燃焼計算モジュールの開発現状を紹介すると共に、保障措置の観点から問題視されているブランケット内のPu-239冨化度や燃焼に伴うアクチナイド核種の炉内3次元分布等について報告する。