日本原子力学会 年会・大会予稿集
2008年秋の大会
セッションID: D41
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二相自然循環炉
高温高圧二相自然循環炉の熱流動システム評価手法の開発
(5)気液界面での気液分離特性
*米田 公俊新井 崇洋肥田 隆彦米野 敏博岡崎 利彦功刀 資彰河原 全作芹澤 昭示日比 宏基近藤 喜之菅 啓史笠原 二郎牧野 泰
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抄録
大型軽水炉に匹敵する経済性と安全性を両立する革新的中小型軽水炉の1つとして高温高圧二相自然循環炉が研究されている。 その革新炉の原子炉容器内には自由界面が存在しており、実用化に向けて、その気液界面での蒸気分離に係わる二相流動挙動のデータ取得・現象分析が必要である。 そのため、六フッ化硫黄(気相)ガス-エタノール(液相)の非凝縮性二流体を用いた気液界面模擬体系での気液界面部試験を実施し、既に提案されている種々の評価モデルの中から、気液分離の現象に即した解析モデルを選定した。 本研究により、気泡流下にある高温高圧二相自然循環炉の気液界面まわりの熱流力特性評価に適合する熱流動システム評価手法を確立することができた。
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© 2008 一般社団法人 日本原子力学会
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