日本原子力学会 年会・大会予稿集
2008年秋の大会
セッションID: D40
会議情報
二相自然循環炉
高温高圧二相自然循環炉の熱流動システム評価手法の開発
(4)炉内構造物設置部の流動特性
*近藤 喜之日比 宏基川原 博人菅 啓史笠原 二郎肥田 隆彦米野 敏博岡崎 利彦功刀 資彰河原 全作芹澤 昭示米田 公俊新井 崇洋
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抄録
大型軽水炉に匹敵する経済性と安全性を両立する革新的中小型軽水炉の1つとして高温高圧二相自然循環炉が研究されている。 その革新炉では、冷却材が低流速場にあり流力振動上の問題が発生しないことから剛構造にする必要がなく、炉心冷却系の主流内には複雑な流路が存在しているために、実用化に向けて、炉内構造物での圧力損失及に係わる二相流動挙動のデータ取得・現象分析が必要である。 そのため、六フッ化硫黄(気相)ガス-エタノール(液相)の非凝縮性二流体を用いた炉内構造物模擬体系でのライザー内試験を実施し、既に提案されている種々の評価モデルの中から、圧力損失特性の現象に即した解析モデルを選定した。 本研究により、気泡流下にある高温高圧二相自然循環炉の炉内構造物まわりの熱流力特性評価に適合する熱流動システム評価手法を確立することができた。
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© 2008 一般社団法人 日本原子力学会
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