日本原子力学会 年会・大会予稿集
2008年秋の大会
セッションID: A07
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ヒューマンエラー
認識能力を備えたデータ解析システムの概念設計
*木野 千晶鈴木 喜雄西田 明美櫛田 慶幸林 幸子中島 憲宏
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抄録
近年,大規模かつ様々な物理現象を考慮した数値解析シミュレーションの必要性・重要性は年々増している。大規模・複雑な数値シミュレーションのデータ解析では,人間の認識能力の限界から様々なミスや見落としが発生することがシミュレーション工学の課題となっている。本研究では新たなデータ解析システムの概念として”Cognitive methodology based Data Analysis System (CDAS)”を提案する。本発表ではまず数値シミュレーションにおけるデータ解析プロセスを体系的に検討し,データ解析において必要な機能を見出す。次にそれらの機能を実現する計算科学技術を設計する。さらに,その機能・能力を具体的に実装し,CDASを実際の原子炉設計のための数値シミュレーションの結果データに適用し,その実現可能性を示す。
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© 2008 一般社団法人 日本原子力学会
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