日本原子力学会 年会・大会予稿集
2009年春の年会
セッションID: G39
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ビーム利用(PET・X線源)
位置敏感型半導体検出器を用いたPETのための位置校正法の開発
*中沢 浩一河野 雅之石井 慶造山崎 浩道松山 成男菊池 洋平
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抄録
半導体検出器の使用はPET装置の空間分解能の向上に非常に効果的である。これによって高分解能のPET装置の開発が実現している。我々は、半導体PETの感度向上のため、CdTeを材料とした位置敏感型検出器の開発を行っており、2次元型位置敏感型CdTe(以下、2D-PSD)検出器の開発に成功した。この2D-PSDは検出器の一方の電極面がインジウムを蒸着させた高抵抗性の膜で形成されており、この面上に設けられた複数の信号引き出し電極から出力される電荷量の比から、検出位置を特定する。この2D-PSDをPET装置に組み込む場合、多数の検出器が必要となる一方、個々の検出器から出力される電荷量の特性は検出器ごとに異なる事が分かっている。このため、より短時間で行え精度の良い位置校正法を開発した。
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© 2009 一般社団法人 日本原子力学会
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