日本原子力学会 年会・大会予稿集
2009年春の年会
選択された号の論文の705件中1~50を表示しています
第I区分 総論
地域活動・情報提供
地層処分
論点分析・地層処分
  • 木村 浩, 古川 匡, 杉山 大輔, 千田 太詩
    セッションID: H13
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    放射性廃棄物とその処分に関する情報は、多岐の分野に渡り、かつ、科学的不確実性の存在から既存の研究の範囲では決着のついていない知見も多く、全体を把握するのは極めて難しい。そこで、放射性廃棄物とその処分に関する専門知を集積し、その中にある道筋をつけることによって、全体を俯瞰できるような専門知集積システムが必要である。本研究ではその専門知集積システムのひとつとして、インターネット上に専門知ポータルサイトを構築し、試験的な運用を実施する。
  • 高木 俊輔, 川崎 大介, 長崎 晋也, 久野 佑介
    セッションID: H14
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    放射性廃棄物には、IAEAの査察の対象となっているウランとプルトニウムだけでなく、核兵器への転用の可能性のあるアメリシウムやネプツニウムも含まれている。核拡散抵抗性に関する既往研究の多くは、ウラン濃縮施設や使用済み燃料の再処理施設に注目しており、放射性廃棄物処分の側面を適切に反映しているとは言えない。そこで本研究では、放射性廃棄物の特性とその管理体制や処分場内での現象を考慮して評価手法を構築し、放射性廃棄物の核拡散抵抗性を定量的に評価した。
  • 小田 卓司, 寿楽 浩太, 川崎 大介, Ahn Joonhong, 長崎 晋也, 田中 知
    セッションID: H15
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    放射性廃棄物処分を中心とした,原子力技術の社会的側面をテーマとした教育プログラムの構築を目指して,工学分野と社会科学分野を専門とする教職員が連携し,継続的に勉強会を開催している.勉強会の設定の検討や,実際の勉強会での議論の中で顕在化した工学研究者と社会科学者の認識の違いを分析することで,工学の現場に社会科学的視点を導入する際に問題となりうる事柄を整理した.
  • (6)対話深化のためのコミュニケーション設計
    狩川 大輔, 鳥羽 妙, 八木 絵香, 高橋 信, 北村 正晴
    セッションID: H16
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    原子力問題に関する広範な論点を限定し、意見が対立する専門家による見解を事前に明示してから討論する方式を設計・実施することによって対話の深化を図った。前回のフォーラムで議論のかみ合わなかった原子力エネルギーの未来と、地層処分の安全性に話題を設定した。討論のあり方に関しても、企画の趣旨を踏まえた工夫を導入した。
  • (7)討論の要約と参加者による評価
    鳥羽 妙, 狩川 大輔, 八木 絵香, 高橋 信, 北村 正晴
    セッションID: H17
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    本発表では、討論を特徴付ける要点と、参加者を対象としたアンケート結果の要約を示す。討議内容は前回より深化し、新しい論点が顕在化した。ただし、かみあわない点を完全に解消するには至らなかった。大部分の参加者はこの企画と討論の内容を高く評価し、更なる充実した多様なコミュニケーション企画の提案もなされた。
  • (8)原子力コミュニケーションの再構築
    狩川 大輔, 鳥羽 妙, 八木 絵香, 高橋 信, 北村 正晴
    セッションID: H18
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    対話内容の分析と参加者による評価・提案の分析を踏まえて、討論の更なる深化と原子力問題に対する相互理解の促進、さらに社会的合意形成までを目的とした対話場の設計と質疑管理の方式に関する検討を行った。原子力問題の多面性に対応して、多様な学術的、職業的エキスパートを巻き込んだ異分野協働活動の必要性、そしてその実現のための要件が導出された。
経済分析・経済手法の応用
法・規制
核不拡散
研究評価・安全文化
教育
  • (1) 全体概要
    青山 卓史, 伊藤 主税, 鈴木 惣十, 竹田 敏一
    セッションID: H44
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    原子力分野の研究・開発・利用に係る人材育成の一環として、これまで個別に対応してきた「常陽」における学生実習を体系的で効果的に実施できる体制を構築して、高速実験炉「常陽」及び関連施設を用いた実践的研修を行うシステムを平成19年度までにハード・ソフト両面から整備した。本発表では、学生実習システムの全体概要とこのシリーズ発表の視点を述べる。
  • (2) 原子炉シミュレータを用いた高速炉物理実験
    大川内 靖, 前田 茂貴, 川原 啓孝, 石田 公一, 青山 卓史
    セッションID: H45
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    原子力分野の研究・開発・利用に係る人材育成の一環として、これまで個別に対応してきた「常陽」における学生実習を体系的で効果的に実施できる体制を構築して、高速実験炉「常陽」及び関連施設を用いた実践的研修を行うシステムを平成19年度までにハード・ソフト両面から整備した。 平成19年度の試行を経て正式運用を開始し、その初年度となった今夏に20名を受け入れた高速炉心特性解析・シミュレータ実習を報告する。過去実績、昨年度の試行のステップを経て制度をどのように改善・整備してきたかを報告し、今年度の正式運用の成果と今後のより一層の改善のための課題を述べる。
  • (3) 原子炉シミュレータ実験に参加して
    藤田 達也, 山根 義宏, 青山 卓史
    セッションID: H46
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    原子力分野の研究・開発・利用に係る人材育成の一環として、これまで個別に対応してきた「常陽」における学生実習を体系的で効果的に実施できる体制を構築して、高速実験炉「常陽」及び関連施設を用いた実践的研修を行うシステムを平成19年度までにハード・ソフト両面から整備した。 学生実習の受講者として、実習を通して得られた成果(受講前後の意識の変化等も)、改善を望む点を報告する。
  • (4) 大学の立場からみた原子炉シミュレータ実験の教育効果
    高木 直行, 青山 卓史
    セッションID: H47
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    常陽実習の大学における学生の教育プログラム上の位置付けや、実習の教育効果を今後の改善点とともに報告する。
  • (5) 放射化学分析実験の構築と期待
    太田 雅壽, 秋山 陽一, 伊藤 主税, 飯島 稔
    セッションID: H48
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    原子力分野の研究・開発・利用に係る人材育成の一環として、これまで個別に対応してきた「常陽」における学生実習を体系的で効果的に実施できる体制を構築して、高速実験炉「常陽」及び関連施設を用いた実践的研修を行うシステムを平成19年度までにハード・ソフト両面から整備した。人材育成の対象分野の拡大を目指し、新たに実習のラインナップとすべく整備を進めてきた新テーマである放射化学分析実験のカリキュラムと実習試行状況を紹介し、本実習が広範に利用されるプログラムとして確立されるための向上案を提言する。
  • 島崎 矩行, 岩城 伸明, 久保 貴司, 島崎 紘亘, 井上 晃宏, 高田 英治
    セッションID: H49
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    平成20年度「原子力人材育成プログラム」に基づき、高専学生が簡易型MCAの製作を行い、放射線測定基礎実験を行った結果について報告する。平成19年度に育成対象であった学生とのコミュニケーションのもとで、MCAの基礎原理について学習した。また、昨年度に課題としてあげた信号のピーク保持機能について回路を改良し、測定精度の向上を試みた。シンチレーション検出器からの信号を用いて基礎実験を行うとともに、学会出席や原子力関連機関の見学も実施し、放射線、原子力に関する広い知識を得られるように促した。
  • 加藤 浩, 小島 久雄, 長谷川 信, 藤井 靖彦, 中西 孝, 福井 卓雄
    セッションID: H50
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
    会議録・要旨集 フリー
    原子力教育大学連携ネットワークは、平成17年度に東京工業大学、金沢大学、福井大学の3大学と原子力機構の4社間にて活動を立ち上げ、現在、茨城大学、岡山大学の加入に伴い、6社間で活動を展開しており、これまでの活動内容を紹介する。
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