日本原子力学会 年会・大会予稿集
2010年秋の大会
セッションID: I37
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粒子線治療
シスプラチンを併用した陽子線治療効果の基礎研究
*伊藤 友紀寺川 貴樹石井 慶造山崎 浩道松山 成男菊池 洋平船木 善仁世良 耕一郎伊藤 伸彦和田 成一田川 篤志康永 盛欽羽鳥 悦脩濱田 尚希藤木 広太
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抄録

陽子線治療は腫瘍のみへの高線量集中が可能なため、低侵襲な治療法である。また、シスプラチンは放射線(X線)の増感作用が報告されており、陽子線においても効果増強が見込まれ、この両者を併用することにより、更に低侵襲な治療が期待できる。そこで、PIXEを用いてシスプラチンの腫瘍内動態を調べ、陽子線照射の最適なタイミングを探るとともに、シスプラチンを併用した陽子線治療の効果を評価した。

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© 2010 一般社団法人 日本原子力学会
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