抄録
欧州原子力共同体モニタリング共同研究MoDeRnは,地層処分事業の各段階(サイト調査から始まり,建設,操業,閉鎖及び閉鎖後の制度的管理)において,ステークホルダの関与を踏まえたモニタリングに関する検討及びモニタリングの実施に向け参照すべきフレームワークの提供を目指し,2009年5月から開始された国際共同研究である。原環センターでは基盤研究の一つとしてMoDeRnに参画し,最新の海外動向の把握に活用すると共に,我が国の検討状況を報告し,地層処分モニタリングの目的や考え方の討議に活用している。