日本原子力学会 年会・大会予稿集
2010年春の年会
セッションID: L35
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未臨界の物理
MOCを用いたToneの方法による実効断面積作成手法の検討
*喩 昊山本 章夫山根 義宏
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抄録
共鳴計算手法の一つとして、Toneの方法が挙げられる。この手法は領域間の衝突確率をエネルギー群に対する平均的な値と関連づけるとともに、衝突確率で重みづけられた背景断面積を使って、実効断面積を導出するというものである。一方、Toneの方法に使われる衝突確率の評価に必要な時間は領域の数の二乗に比例し、大型体系では計算時間が問題となる。そこで、衝突確率のかわりに、複雑な大型体系でも計算コストが比較的少ないMOCで、Toneの方法の式を評価する方法を考案し、その妥当性についての検討を行った。
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© 2010 一般社団法人 日本原子力学会
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