抄録
セメントの性質において特に重要視されるのが強度である。セメント中の水素の結合状態の分布の情報はセメントの強度に関係する。しかし、セメント内部の水素の結合状態の変化過程を非破壊・非接触で調べることは簡単ではない。そこで、水素との相互作用が大きい中性子を用い、水素の結合状態をイメージングすることでセメントの強度を非破壊・非接触で測定する手法を提供することを目的とした。
その前段階として、実験では二種類のセメントペーストを測定し、長波長側における各々の全断面積の傾きによって水素の結合状態の相違を判定できるかを検討した。