抄録
新型炉用として組網線入り二重伝熱管蒸気発生器(SG)の開発が進められている。高速炉では一次冷却材にNaを用いるため、二次冷却材の水との境界であるSGの安全性が重要となる。本伝熱管は組網線層を挟んだ二重管構造を持ち、高い安全性を確保している一方、伝熱管内部から外面の検査性に課題がある。この課題を解決するため、伝熱管の内部から外面に磁場を発生して検査を行うリモートフィールド渦電流探傷技術(RFECT)を開発している。電磁気的な手法を用いるRFECTを適用するためには、検査時伝熱管外面に残留するNaや溶接線によるノイズを低減し、微小欠陥を検出することが重要となる。本発表ではこれらノイズ源を含む伝熱管外面に存在する微小欠陥(φ1mm欠陥)検出の試験結果について述べる。