日本原子力学会 年会・大会予稿集
2011年秋の大会
セッションID: F21
会議情報
計算科学
DFT計算に基づくUO2のポテンシャルモデルの占有行列操作による高精度化
*服部 憲一小田 卓司田中 知
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
アクチノイド酸化物のポテンシャルモデルをDFT計算によって構築した既往研究において、DFT計算で用いるべき相関交換汎関数に何を選択すべきかが問題となった。LDA+UのPBEに対する優位性は認識されていたが、"metastable states"あるいは"multiple energy minima"問題のためにLDA+Uを利用することは困難であったため、PBEが採用された。それによって構築されたポテンシャルモデルは、特に材料の熱物性について、実験結果の再現という点で計算精度に不満を残すものであった。本研究においては、UO2を対象として、占有行列操作の手法を用いることで、LDA+Uの利用を可能とし、それによって得られたポテンシャルモデルの精度を、PBE汎関数を用いて構築したモデルと比較した。
著者関連情報
© 2011 一般社団法人 日本原子力学会
前の記事 次の記事
feedback
Top