抄録
静岡大学ではこれまで文部科学省および経済産業省から支援を受け、本学の放射科学教育を基礎として「放射線管理実習」を活用し、原子力人材育成を進めてきた。近年、原子力を安全かつ適切に運営するためには原子力の専門知識を有する人材のみならず、原子力を支える化学等の理学系知識を有した人材が必要不可欠である。本人材育成プログラムでは放射線教育に原子力システム教育を付加し、将来の原子力分野の発展および原子力エネルギーの利用を支えるための原子力・放射線専門家の育成を目指している。原子力人材育成に不可欠な原子力システムと放射線の双方の知識を有する理学系学生を育成しようとするものである。本講演ではこの実施状況について紹介する。