日本原子力学会 年会・大会予稿集
2011年秋の大会
セッションID: K48
会議情報
福島原発事故関連
福島県川俣町における環境放射線調査
(1)調査の概要と土壌中の放射性物質
伊藤 哲夫古川 道郎杉浦 紳之*山西 弘城堀口 哲男芳原 新也若林 源一郎稲垣 昌代小島 清村田 祥之
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抄録

福島県川俣町で環境放射線調査を行なった。NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータを用いて空間線量率の状況を把握するとともに、空間線量率の成因を分析するために、土壌を深さ毎に採取した。土壌試料について、ガンマスペクトロメトリで放射性物質濃度を定量した。その主な成分はCs-134とCs-137で、ほぼ同濃度であり、全量の90%以上が、地表面から1cmまで深さにあった。表土除去による空間線量率の低減効果についても確認した。

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© 2011 一般社団法人 日本原子力学会
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