抄録
平成22年度「原子力人材育成プログラム」に基づき、高専学生が簡易型PHAの製作を行い、放射線測定基礎実験を行った結果について報告する。平成21年度に育成対象であった学生とのコミュニケーションのもとで、PHAの基礎原理について学習した。また、昨年度までの研究ではパルス信号のピークを保持する際にリーク電流が問題となっていた。そこで、今年度はパルス波高値を時間情報(パルス幅)に変換することで、回路内のリーク電流の影響を受けにくいウィルキンソン型PHAの開発を行うことにより、測定精度の向上を試みた。シンチレーション検出器からの信号を用いて基礎実験を行うとともに、学会出席や原子力関連機関の見学も実施し、放射線、原子力に関する広い知識を得られるように促した。