日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年秋の大会
セッションID: P02
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水素化物中性子吸収材を用いた革新的高速炉炉心の研究
(1)FaCT炉心へのハフニウム水素化物制御棒の適用性検討(炉心核熱特性評価、その2)
*池田  一三森脇  裕之日比 廣基岩崎 智彦小無 健司
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
本研究ではハフニウム水素化制御棒の採用により、制御棒価値の低下が小さくスエリングが生じにくいハフニウムの特性を活かして大幅な長寿命化を目指す。そのため、制御棒特性評価、大型ナトリウム冷却高速炉への適用、制御棒の安全設計を行い、その成立性を確認した。従来のB4C制御棒の寿命は燃焼に伴う制御棒価値の低下、(n,α)反応によるスエリングのため1サイクル(26ヶ月)であり、燃料にくらべ寿命が短く、運転・保守コストが高くなり、制御棒関連の放射性廃棄物が増えるという問題があった。
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© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
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