抄録
本研究では、アメリカ材料試験協会で規格化されているキャビジェット試験装置(ASTM G134)を使用して、材料の組成や製造方法、製造条件の異なる高分子ライニング材の耐キャビテーション壊食性を評価した。試験は所定時間のキャビテーション壊食試験後,表面形状測定装置HIROX KH-1300で表面の膨れ(盛り上がり高さ)、穴の大きさ(処女面からの幅、盛り上がり高さからの幅)及びMaxDE(処女面からの最大壊食深さ)を測定した。本研究では材料の弾性係数や硬さなどの機械的性質とMaxDEの関係について検討した。