日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年秋の大会
セッションID: I09
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JAEAにおける代理反応研究の成果
(2)核分裂断面積の測定
*西尾 勝久西中 一朗光岡 真一牧井 宏之太田 周也若林 泰夫永山 達郎千葉 敏古高 和禎塚田 和明浅井 雅人石井 哲朗大槻 勤
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抄録
代理反応により、半減期23.5分の239Uの中性子入射核分裂断面積を決定した。実験は、原子力機構タンデム加速器施設で行った。酸素18ビームを238U標的に照射し、核子移行反応で複合核240Uを生成して核分裂への崩壊比を決定した。核分裂断面積は、同じく核子反応で生成される複合核236Uの核分裂崩壊比を決定し、既知の235U(n,f)断面積を参照することで導出した。発表では、異なる核子移行チャンネルを用いて得た断面積結果についても議論する。また、即発中性子数の実験について説明する。
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© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
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