日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年秋の大会
セッションID: I11
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直線偏光したガンマ線によるデルブリュック散乱
*早川 岳人James Koga
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
レーザーコンプトン散乱ガンマ線の核共鳴蛍光散乱による非破壊測定において、コヒーレント散乱がバックグランドとなる可能性がある。1MeV以下では、レーリー散乱がコヒーレント散乱のほとんどを占める。1~8MeVの領域では、デルブリュック散乱が主要な働きをすると考えられているが、QEDの非線形効果であり理論的にも実験的にも現在でも良く判明していない現象である。このデルブリュック散乱の核データの歴史と新しい計算について述べ、バックグランドへの影響を議論する。
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© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
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