日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年秋の大会
セッションID: B06
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飽和に近い条件におけるガラス固化体の溶解速度の律速プロセス
*前田 敏克馬場 恒孝大森 弘幸山口 徹治
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会議録・要旨集 認証あり

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抄録
地層処分の安全評価において、ガラス固化体の長期的な溶解速度を設定する際に必要となる科学的裏付けを得ることを目的として、処分環境で想定されている飽和に近い溶液条件下でのガラス固化体の溶解速度(残存溶解速度)を律速するプロセスを明らかにするための実験的検討を行った。その結果、溶解に伴いガラス固化体表面に形成された変質層と未変質ガラスの界面付近の微小領域における可溶性元素の拡散が、実質的にガラス固化体の残存溶解速度を律速していることがわかった。
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© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
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