日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年秋の大会
セッションID: B19
会議情報

岩盤中のガス移行挙動試験に関する基本計画
その2 溶存メタンの影響把握
藤田 朝雄棚井 憲治納多 勝山本 修一*志村 友行佐藤 伸
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

詳細
抄録
その1で設定したガス圧載荷ステップを用いて岩盤中に溶存したメタンガスがボーリング孔から注入された窒素ガスの移行にどのような影響を及ぼすのか把握するため,2相6成分解析を実施した.また,ガスを注入しない場合,大気圧解放されたボーリング孔に溶存したメタンガスがどの程度発生するのかも解析を実施した.検討の結果,窒素ガスを注入すると,ガス相の圧力に変化は生じないものの,窒素ガスの溶解量に変化が生じ,同一の載荷ガス圧でも窒素ガスの拡散範囲が異なることが分かった.さらに,大気圧解放した場合のガス発生量を算定することができ,ボーリング孔に発生するガス量の予測ができた.
著者関連情報
© 2012 一般社団法人 日本原子力学会
前の記事 次の記事
feedback
Top